このガイドでは、Chrome DevTools を使用して IndexedDB データを表示および変更する方法について説明します。また、DevTools に精通していることを前提としています。まだ表示されていない場合は、スタートガイドをご覧ください。また、IndexedDB に精通していることを前提としています。そうでない場合は、IndexedDB の使用をご覧ください。
IndexedDB データを表示する
[アプリケーション] タブをクリックして、[アプリケーション] パネルを開きます。[IndexedDB] メニューを開いて、使用可能なデータベースを確認します。
図 1. [IndexedDB] メニュー
- notes - https://mdn.github.io はデータベースを表します。ここで、notes はデータベースの名前、https://mdn.github.io はデータベースにアクセスできるオリジンです。
- メモはオブジェクト ストアです。
- title と body はインデックスです。
データベースをクリックすると、その作成元とバージョン番号が表示されます。
図 2. notes データベース
オブジェクト ストアをクリックすると、その Key-Value ペアが表示されます。
図 3. notes オブジェクト ストア
- 合計エントリは、オブジェクト ストア内の Key-Value ペアの合計数です。
- [Key Generator value] が、次に使用可能なキーです。このフィールドは、鍵生成ツールを使用する場合にのみ表示されます。
[値] 列のセルをクリックして、その値を展開します。
図 4. IndexedDB 値の表示
下の図 6 の title や body などのインデックスをクリックすると、そのインデックスの値に基づいてオブジェクト ストアを並べ替えることができます。
図 5. title キーに従ってアルファベット順に並べ替えられるオブジェクト ストア
IndexedDB データを更新する
[Application] パネルの IndexedDB 値は、リアルタイムでは更新されません。オブジェクト ストアを表示して [更新] をクリックしてデータを更新するか、データベースを表示して [データベースを更新] をクリックしてすべてのデータを更新します。
図 6. データベースの表示
IndexedDB データを編集する
IndexedDB のキーと値は、[アプリケーション] パネルでは編集できません。ただし、DevTools はページ コンテキストにアクセスできるため、IndexedDB データを編集する JavaScript コードを DevTools 内で実行できます。
スニペットを使用して IndexedDB データを編集する
スニペットは、DevTools 内で JavaScript コードのブロックを保存して実行する方法です。スニペットを実行すると、結果がコンソールに記録されます。スニペットを使用して、IndexedDB データベースを編集する JavaScript コードを実行できます。
図 7. スニペットを使用して IndexedDB を操作する
IndexedDB データを削除する
IndexedDB の Key-Value ペアを削除する
- IndexedDB オブジェクト ストアを表示する。
削除する Key-Value ペアをクリックします。DevTools では、このアイコンが青色でハイライト表示され、選択されていることを示します。
図 8. 削除する Key-Value ペアを選択する
Delete キーを押すか、「選択項目を削除」アイコン をクリックします。
図 9. Key-Value ペアが削除された後のオブジェクト ストア
オブジェクト ストア内のすべての Key-Value ペアを削除する
-
図 10. オブジェクト ストアの表示
[オブジェクト ストアをクリア]()をクリックします。
IndexedDB データベースを削除する
- 削除する IndexedDB データベースを表示します。
[データベースを削除] をクリックします。
図 11. [データベースを削除] ボタン
IndexedDB ストレージをすべて削除する
- [ストレージを消去] ペインを開きます。
- [IndexedDB] チェックボックスがオンになっていることを確認します。
[サイトデータを消去] をクリックします。
図 12. [ストレージを消去] ペイン