chrome.mdns

説明

chrome.mdns API を使用して、mDNS 経由でサービスを検出します。これは、NSD 仕様の機能のサブセットで構成されています(http://www.w3.org/TR/discovery-api/)。

権限

mdns

対象

Chrome 43 以降

MDnsService

プロパティ

  • ipAddress

    文字列

    mDNS アドバタイズ サービスの IP アドレス。

  • serviceData

    string[]

    mDNS でアドバタイズされるサービスのメタデータ。

  • serviceHostPort

    文字列

    mDNS でアドバタイズされたサービスの host:port ペア。

  • serviceName

    文字列

    mDNS でアドバタイズされるサービスのサービス名。

プロパティ

MAX_SERVICE_INSTANCES_PER_EVENT

Chrome 44 以降

onServiceList イベントに含まれるサービス インスタンスの最大数。利用可能なインスタンスがさらにある場合は、onServiceList イベントから切り捨てられることがあります。

2048

メソッド

forceDiscovery()

Promise Chrome 45 以降
chrome.mdns.forceDiscovery(
  callback?: function,
)

すべてのサービスタイプに対してマルチキャスト DNS クエリをすぐに発行します。callback はすぐに呼び出されます。後でクエリが送信され、サービス イベントがトリガーされます。

パラメータ

  • callback

    function 省略可

    callback パラメータは次のようになります。

    () => void

戻り値

  • Promise<void>

    Chrome 96 以降

    Promise は Manifest V3 以降でのみサポートされています。他のプラットフォームではコールバックを使用する必要があります。

イベント

onServiceList

chrome.mdns.onServiceList.addListener(
  callback: function,
)

利用可能な既知のサービスの現在の完全なセットをクライアントに通知するために発生するイベント。クライアントは、最新のイベントのリストのみを保存する必要があります。拡張機能が検出するサービスタイプは、イベント フィルタとして「serviceType」キーで指定する必要があります。イベント フィルタを指定しないと、検出リスナーは起動しません。

パラメータ

  • callback

    関数

    callback パラメータは次のようになります。

    (services: MDnsService[]) => void