Chrome 134 の新機能

公開日: 2025 年 3 月 4 日

次の説明をお読みください。

ポップオーバーからの軽い閉じる動作が <dialog> に追加

Popover API の優れた機能の一つは、軽い閉じる動作です。この動作は <dialog> の一部となり、新しい closedby 属性で動作を制御します。

  • <dialog closedby="none">: ユーザーがトリガーしたダイアログの閉じは一切行わない。
  • <dialog closedby="closerequest">: ESC(または他の閉じるトリガー)を押すとダイアログが閉じます
  • <dialog closedby="any">: ダイアログの外側をクリックするか、ESC キーを押すと、ダイアログが閉じます。popover="auto" の動作に似ています。

共有ストレージで Web Locks API がサポートされるようになりました

Web Locks API を Shared Storage に統合しました。これにより、get() ロジックと set() ロジック内で競合状態が発生し、クロスサイト リーチ測定でレポートが重複するような事態を防ぐことができます。

この変更により、次のようなことが可能になります。

  • ワークレット環境に navigator.locks.request を導入します。
  • すべての修飾子メソッドに { withLock: <resource>} オプションを導入しました。
  • バッチ変更メソッド sharedStorage.batchUpdate(methods,options) を導入。このメソッドでは、withLock オプションを使用して複数の修飾子メソッドをアトミックに実行できるため、複数のキーにわたって整理されたデータを更新しながら、ウェブサイトの整合性を維持する必要があるユースケースを実現できます。

ペイント キャンバスで imageSmoothingQuality 属性がサポートされるようになりました

ペイント キャンバスの imageSmoothingQuality 属性のサポートを追加しました。これにより、画像のスケーリング時に品質とパフォーマンスのトレードオフを選択できます。imageSmoothingQuality には、lowmediumhigh の 3 つのオプションがあります。

その他

もちろん、他にもたくさんあります。

  • Chrome では、PWA でユーザーリンクをキャプチャすることで、ブラウザとインストール済みウェブアプリ間をより簡単に移動できるようになります。
  • <select> メニューを画像などでカスタマイズできるようになりました。

これらの機能や Chrome の新機能の詳細については、Chrome 134 リリースノートをご覧ください。

関連情報

主なハイライトのみを記載しています。Chrome 134 のその他の変更については、以下のリンクをご覧ください。

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Chrome 134 がリリースされ次第、Chrome の新機能についてお知らせします。