ブラウザ上の HTML をサニタイズする安全な API を構築することを目的として、2020 年に Sanitizer API の開発が始まりました。
Chrome は、その時点での仕様ドラフトに基づいて、Chrome 105 で Sanitizer API の初期バージョンをリリースしました。Google はこのバージョンの API をデベロッパーに紹介し、有用な実装経験を集めました。
ただし、仕様の変更は、提案された API の形が大幅に変更されたことを意味します。現在の API が定着しないように、Chrome 119 で現在の実装のサポートを終了することを決定しました。
詳しくは、サポート終了の予告: 「Sanitizer API MVP」の削除をご覧ください。
新しい API については WICG で検討中です。仕様が成熟したら、その結果を Chrome に実装する予定です。準備が整い次第、紹介記事を投稿します。