Chrome 20 で、Chrome は input[type=text]
の datalist
のサポートを開始しました。datalist
を使用すると、デベロッパーは推奨値を提供しながら、ユーザーが任意の値を自由に記述できるようにすることができます。Chrome 23 以降では、input[type=range]
と input[type=color]
にも datalist
を使用できます。
入力 [type=range]
input[type=range]
の datalist
により、デベロッパーは次のようにスライダーの横にインジケーターを表示できるようになりました。
<input type="range" value="0" min="0" max="100" list="numbers" />
<datalist id="numbers">
<option>10</option>
<option>15</option>
<option>30</option>
<option>50</option>
<option>90</option>
</datalist>
入力のスライダーのつまみを動かすと、各目盛りにスナップするため、ユーザーは値を簡単に調整できます。
input[type=color]
input[type=color]
はすでに Chrome と Opera でサポートされています。ユーザーは JavaScript プラグインを使用せずに任意の色を選択できます。
datalist
を input[type=color]
に追加することで、ユーザーは、デベロッパーが選択した色見本から色を選択したり、自身でカラー選択ツールから任意の色を選択したりできるようになりました。
<input type="color" value="#000000" list="colors" />
<datalist id="colors">
<option>#ff0000</option>
<option>#0000ff</option>
<option>#00ff00</option>
<option>#ffff00</option>
<option>#00ffff</option>
</datalist>
input[type=color]
の datalist
は、16 進数の色の値(例:#ff0000
)のみが使用でき、#f00
や red
などの値は使用できません。
これらの新機能の実際の動作を確認するには、デモページをご覧ください。