Lighthouse 2.6 の更新情報

Lighthouse 2.6 がリリースされました。ハイライトは以下のとおりです。

新機能、変更、バグの修正の一覧については、2.6 リリースノートをご覧ください。

2.6 へのアップデート方法

  • NPM npm update lighthouse を実行します。Lighthouse をグローバルにインストールした場合は、npm update lighthouse -g フラグを実行します。
  • Chrome 拡張機能。拡張機能は自動的に更新されますが、chrome://extensions を使用して手動で更新することもできます。
  • DevTools。監査パネルは、Chrome 65 の 2.6 でリリースされます。実行中の Chrome のバージョンは chrome://version で確認できます。Chrome は約 6 週間ごとに新しいバージョンにアップデートされます。最新の Chrome コードを実行するには、Chrome Canary をダウンロードします。

新しいパフォーマンス監査

JavaScript の起動時間が長い

ページで各スクリプトの解析、コンパイル、実行に費やされた時間の内訳を確認します。JavaScript の起動時間は、ページの読み込み時間に影響するあまり目立たない重要な要素です。

「JavaScript の起動時間が長い」という監査結果。
図 1. JavaScript の起動時間が長い監査

静的アセットに非効率なキャッシュ ポリシーを使用している

ブラウザが各リソースを適切にキャッシュに保存していることを確認します。

「静的アセットで非効率なキャッシュ ポリシーを使用している」監査
図 2. 静的アセットで非効率的なキャッシュ ポリシーを使用している監査

ページ リダイレクトを回避する

ページ リダイレクトにより、追加のネットワーク ラウンドトリップが発生します。追加の DNS ルックアップが必要な場合は 2 回発生します。リダイレクトを最小限に抑えて、ページの読み込み時間を短縮します。

「ページ リダイレクトなし」の監査
図 3. ページ リダイレクトなしの監査

ユーザー補助機能のセクションのスコアの刷新

Lighthouse 2.6 では、総合的なユーザー補助スコアの計算方法が異なります。このスコアは、ユーザー エクスペリエンスへの影響の重大度と、HTTP Archive データセットに基づく問題の頻度に基づいて、各アクセシビリティ 監査の重み付けを行います。詳細については、googlechrome/lighthouse/issues/3444 をご覧ください。

レポートの UX の改善

最上位のエラー

レポートの上部には、ページのスコアに影響している可能性があるエラーに関するアラートが表示されます。

レポートの上部にある最上位のエラー
図 4. レポートの上部にある最上位のエラー

[レポートをエクスポート] レポートをエクスポート をクリックし、[概要を印刷] または [詳細を印刷] を選択して、レポートの概要または詳細を印刷します。

概要と展開ビューを印刷する
図 5. 概要ビューと展開ビューを印刷する

アスペクト比のバグを修正

2.6 では、ページに画像がない場合や、すべての画像のサイズが正しい場合でも、アスペクト比が正しい画像を表示する監査が失敗するバグも修正されています。